四国お遍路(その2)

 長野から高知まで約12時間かかりました。まずは鉄道を乗り継いで神戸市三ノ宮まで行き、そこから高速バスで徳島へ。徳島から再び鉄道を乗り継いで甲浦という駅で下車。そこから路線バスに乗ってようやく一泊目の民宿に到着するといった行程でした。

 遠かったですが、今まで行ったことのない土地を訪ねるのは興味深いものです。室戸岬から見える景色はとんなだろうと楽しみでもありました。行ってみると、木々で囲まれた山の上に室戸岬灯台が立っていました。もう少し開けた場所で、360°大海原を見渡せ、岬の先端がよく見えるところを想像していたので、いま一つ感動が薄かったです。

 そうは言っても、海の無い信州人にとって、海を見るとワクワクしますね。一日目の宿は海沿いにありました。高知はだいぶ蒸し暑く感じましたが、波の音を聞きながら寝るのはなんとも心地良いものでした。秋から春にかけては、この辺りから『だるま夕日』というものが見られるそうです。