父の49日法要

 12月9日、父の49日法要と納骨を無事終えることができました。私もやっと一段落といったところです。

 父の人生は幸せだったのでしょうか。少年時代は訓練兵として戦争を体験したと聞いています。50代後半から酒の飲みすぎで肝臓を壊しましたが、なんとか回復し、その後家では全く飲まなくなったことは立派だと思います。他人と交わることをあまりしなかったので、家で好きな絵をよく描いていました。

 自分本位で意見を聞かず、人の気持ちなどわからない父ではありましたが、暴力をふるったり、怒鳴ったり、あれこれ小言を言ったりすることはありませんでした。もちろんこれまで、私たちが経済的に苦しい思いをすること無く過ごして来られたのは父のおがげです。そういう点では、父に感謝しなければなりません。母に先立たれてからの私との生活を、父はどんな思いで過ごしていたでしょう。

 父なりに思い悩み、決して楽な人生ではなかったと思います。86年に渡る長き人生の旅路、たいへんお疲れ様でした。